レポート
志高い女性経営者たちが学び合い、つながる「第7回 NEW CONFERENCE」。約5時間にわたるイベントの開会にあたり、主催者代表である小池都知事からエールが送られます。
冒頭では、会議の目的が伝えられました。「この会議は女性社長が動かす東京の未来、その原動力となる皆さまのためのイベントです。さまざまなテーマを議論し、共有し、また交流を深めていただきたく思います」
話題は世界情勢に移ります。オープニングでの森本千賀子氏の発言を受け、「ガラガラと音を立てんばかりに、これまでになかったような変化が世界中で起こっています。しかし、超えられない壁ではなく、新たな扉なのだと開けていくことが今日の会議の大きな意義。ゲームチェンジこそ私たち女性のチャンスです」と参加者を勇気付けます。

激動の時代を迎えるにあたり「責任と結果を求められる経営者が、皆で意識変革を成し遂げるために有識者会議を立ち上げました。条例の制定を含め、女性活躍推進の基本的な考え方の検討が始まっています」と、東京都の姿勢を示します。
東京都はこれまでにも、イノベーションを促進するさまざまな取り組みを行ってきました。例えば有楽町に立地する「Tokyo Innovation Base(TIB)」は、東京のイノベーションの一大交流拠点であり、さまざまなイノベーションを結びつける結節点として誕生しました。「皆さんもぜひ顔を出してみてください。そして、多くの異業種に触れ合っていただければと思っています」
さらに、若き起業家を輩出するコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2024」においては、ファイナリストの大半が女性であったことを紹介。都内の中小企業を対象とした2024年度の「東京都ベンチャー技術大賞」では、尿を使用したがん検査キットが大賞に選ばれ、これも女性の研究者による開発であったことから、知事より女性活躍推進知事特別賞が贈られたことが伝えられました。
「皆さまにはぜひ、『大きくチャレンジするんだ』という意気込みで、いろいろな扉を開けていっていただければと思います。女性の活躍が新たな発想を生み出し、新たな価値につながります」と呼びかけると共に、「今日の会議を通じてさまざまな経験を共有し、新たな気付きを得てください。これからもチャレンジを続けて、女性活躍の輪を広げてまいりましょう」と締めくくった小池都知事。女性活躍への期待と、さらなるチャレンジを応援する力強い激励が伝わる挨拶となりました。
【生年月日】
1952(昭和27)年7月15日 兵庫県生まれ
【略歴】
1976年10月 カイロ大学文学部社会学科卒業
1992年7月 参議院議員
1993年7月 衆議院議員
2003年9月 環境大臣
2004年9月 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)兼任
2006年9月 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)
2007年7月 防衛大臣
2010年9月 自民党総務会長
2011年10月 予算委員会理事
2016年7月 東京都知事 当選
2020年7月 東京都知事 当選(2期目)
2024年7月 東京都知事 当選(3期目)
| 開催日時 | 2024年11月25日(月)13:00-18:10 |
|---|---|
| 会場 | 【リアルイベント】 東京国際フォーラムB5・G502・G504・G505・G510(東京都千代田区丸の内3丁目5−1) 【ライブ配信(オンライン)】 ZoomとYouTubeによるライブ配信 |
| 対象 | 企業・団体の代表者、経営者層、個人事業主など(男女不問) |