レポート
最後のプログラムは、「東京女性経営者アワード」の表彰式です。会社・事業のスケールアップを目指して志高く取り組み、社会課題解決に貢献している女性経営者を称えるため、新たに創設されました。会場では世界経済フォーラム日本代表の江田麻季子氏など、女性リーダー6名の審査員がステージに集まります。プレゼンターは、小池百合子都知事です。
3年連続で業績を上げ続けている女性経営者の経営手腕を表彰する「継続成長部門」受賞者は、(株)エテ代表取締役社長の庄司夏子氏です。高校卒業と同時にミシュラン星付きのレストランで経験を積まれ、24歳で1日1組限定のフレンチレストラン「été(エテ)」をオープン。コロナ禍でも新発想の経営で増収増益している新進気鋭のオーナーシェフの庄司氏は、「もっともっと増益して、若い女性の憧れとなるように、より一生懸命頑張ってまいります」と輝く表情で喜びを語りました。
10年以上企業を先導してきた持続性ある経営力を表彰する「持続経営部門」受賞者は、ATTO(株)代表取締役の青山今子氏。化学品の専門商社として平均成長率20%以上、現在は400社以上の中国サプライヤーからのべ40万件以上の化学品を日本の大手製薬、化学系企業に供給し、新薬開発にも貢献されています。「この表彰を今後の私の糧としてさらなる発展を成し遂げ、東京都の発展に、引き続き税金をできるだけたくさん納めることに貢献してまいります!」とのパワフルな言葉に、会場が明るい笑い声に包まれました。
東京都では、女性が経営者としても活躍し事業拡大することを多面的に支援しています。会社・事業のスケールアップを目指して志高く取り組み、東京都の社会課題解決に貢献している女性経営者を応援・称えるための表彰制度を創設しました。
業績を上げ続けている女性経営者の経営手腕を表彰するものです。2020年1月1日を基準日とし、2019年12月期以前の直近決算で3年連続増収増益であれば応募できます。
女性経営者として10年以上企業を先導してきた持続性ある経営力を表彰するものです。現在社長となって第10期目以降であれば、応募できます。
各部門の特徴を考慮のうえ、提出される書類をもとに第一次審査(書類審査)を行います。第一次審査を通過したファイナリストには、以下の日程でオンラインでの審査委員による第二次審査(面接審査)を実施します。審査委員会で下記基準にて審査を行い、各部門1名の受賞者を決定します。
審査委員長:江田 麻季子(世界経済フォーラム 日本代表)
神田 千鶴(ミライ経済Lab.株式会社 代表取締役/公認会計士)
佐藤 真希子(株式会社iSGSインベストメントワークス 取締役 代表パートナー)
鈴木 智子(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授)
キャシー・松井(ゴールドマン・サックス証券株式会社 副会長)
村上 由美子(経済協力開発機構(OECD)東京センター 所長)
開催日時 | 2020年11月16日(月)13:30-18:30 |
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会場 | オンライン開催 |
参加対象 | 企業・団体の代表者、経営者層、個人事業主など(男女不問) |